【経験談】熊本地震で震度6弱を被災した私がオススメする防災グッズ6選

買って良かったもの

今回は私が体験した熊本地震の体験談とこういう備えがあったら良い物を紹介します。

最近トルコ・シリアの地震のニュースを見て、災害に対する備えは大切だなと改めて思いました。

ネットでは南海トラフが30年以内に発生確率が○%など囁かれていますが、私が被災した熊本地震は30年間で発生確率0%~0.9%という非常に低い予想だったのにも関わらず、起きた地震です。

ですので、どこが安全とかどこが危険など一概には言えないと思います。

誰もが備えといて損はないと思います。

Ragia
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こんにちはRagiaです。

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それではまず、体験談からご覧ください。

2016年 熊本地震 軽い概要

熊本地震は2016年4月に起こったM7.3最大震度7の地震(九州地方では初)が2度発生した地震です。

Tenki.jpより引用
日付最大震度(6以上のみ)
2016/4/14 21:267(前震)
2016/4/14 22:076弱
2016/4/15 00:036強
2016/4/16 01:257(本震)
2016/4/16 01:456弱
2016/4/16 03:556強
2016/4/16 09:486弱
地震発生回数 Wikipediaより

これ以外にも5弱以上の揺れが19回発生しています。

前震から3ヶ月後までに震度1以上の揺れが1888回観測されています。

最大震度観測地点
7益城町宮園
6弱   玉名市天水町・西原村小森・嘉島町上島・宇城市不知火町・宇城市松橋町・宇城市小川町・宇城市豊野町・熊本東区佐土原・熊本西区春日・熊本南区城南町・熊本南区富合町
5強玉名市横島町・菊池市旭志・宇土市浦田町・大津町大津・菊陽町久保田・御船町御船・熊本美里町永富・熊本美里町馬場・山都町下馬尾・氷川町島地・合志市竹迫・熊本中央区大江・熊本北区植木町
5弱熊本高森町高森・阿蘇市内牧・南阿蘇村吉田・南阿蘇村河陽・八代市平山新町・八代市松江城町・八代市千丁町・八代市鏡町・菊池市泗水町・長洲町長洲・大津町引水・甲佐町豊内・氷川町宮原・合志市御代志・和水町江田・上天草市大矢野町・上天草市松島町・天草市五和町
最大震度観測地点 wikipediaより

情報はWikipediaより引用しています。

熊本地震 (2016年) - Wikipedia
Ragia
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私は当時震度6弱の地域に住んでいました。

前震発生時の状況

前震発生(4/14)~本震発生(4/15)時の状況を語っていきます。

4/14 M6.5地震発生

2016年4月、私は当時19か20歳で会社員として働いていました。

前震発生時の夜の9時26分、私は会社で仕事をしていました。

凄い地鳴り音が鳴り、最初は大型トラックが近くを走っているのかと思ったら、音が次第と大きくなり、会社の地震警報が鳴り、そこで地震だと気づきました。

皆が外に走って逃げて、大きな広場で待機をしていました。

私の会社は震度4ぐらいだったのですが、熊本県は地震がそれほど今までなく、震度2ぐらいでも地震があったねって話題になるくらいだったので、無事に逃げれた安堵感からか、皆で「凄い大きい地震だったね」「珍しいね」って話していました。

そしてネットで地震速報が来て、震源地が50km以上離れている地域だったので、驚きました。

そして私の家は6弱を観測した地域だったので、家が大丈夫か、家族が大丈夫かなど、凄く不安になりましたが、無事という連絡を受け、安心しました。

そして危ないから皆帰宅して下さいと令が出て、帰宅する事になりました。

私は緊張感から解放されて、のんきに車を運転して帰ってたら、そこで22時38分震度5弱の余震が起き、ハンドルが左右に大きく取られて、ガードレールに衝突しそうになりました。

その時は比較的遅い時間だったの車も空いてて良かったのですが、周りに車が居たら、間違いなく、接触していたと思います。

中央線をはみ出して止まった車も何台か居ました。

そしてようやく帰宅し、家や家族が無事でほっとした記憶があります。

近くの木造建築で古い家は倒壊したり、電線が切れたりしていました。

今日は危ないから車で寝ようと判断し、車で寝る事になりました。

これは好判断で深夜0時に震度6強(一番強い所で)、深夜1時に5弱の地震が襲って来ましたが、車で寝ると、家のギシギシ言ったりする音が無いので、不安は少し軽減され、余震で何度か目覚めましたが、なんとか寝る事が出来ました。

4/15 油断をしきっていた所に、M7.3の本震

車で目覚めて、眠いながらも、昨日の仕事が途中だった事もあり、この日は朝から仕事に行きました。

高速道路は通行止めになっていて、一般道も橋の崩落などで通行止めの道が多々あり、とても渋滞していました。

仕事もてんやわんやで昨日あまり寝ていなかった事もあり、きつかった事を思い出します。

何とか仕事を終え、夜家に帰宅すると、家族が家の片づけをしていました。

Twitterなどでも、皆が地震で部屋がこうなった~とか、割れた皿を片付けた~の様なツイートをよく見かけ、私も昨日は怖かったな~という気持ちで深夜1時ごろに寝室がある2Fに向かおうとしていました。

そして階段を上がっていた直後に家が揺れ、階段に伏せました。

だんだんと揺れが大きくなり、家も凄い左右に揺れ、時間も凄い長かったです。

正直あの時は家が倒壊すると思いました。

早く収まってくれと思う気持ちと、家がどうにか持ってくれと祈りました。

次第に揺れは収まりましたが、前回の揺れより、大きかった事もあり、家の中は滅茶苦茶になり、停電しました。

どうにか這ったり、倒れた家具を乗り越え、どうにか家から出られました。

近くの古い家などは倒壊していました。

あのどうしようもない恐怖感と、どうする事も出来ない絶望感は今でも覚えています。

今では大きな地震後に本震が来るかもしれないってよく言われていますが、この時は全然そういう事は言われておらず、自分と同じように油断していた人が多かったと思います。

ここで心が折れて、片付けはしないことにしました。

この後も余震が多数発生し、初めて自部屋に戻ったのが震災から1ヶ月後でそこで初めて片づけをしました。

被災後の生活など、問題発生したこと

ライフラインが断たれるとどうなるか

まず、初めに地震に電力の供給網が断たれ、停電しました。

そして水道管が破裂したかとかで、断水しました。

電気と水道が無かったら、正直何も出来ません。

お風呂も入れませんし、冷蔵庫が機能しないので、ご飯も腐ります。

トイレも水が無いので、流せません。

携帯も充電出来ません。

水は幸いにも昨日のお風呂の残りがあった為、トイレは使うことが出来ました。

携帯は車で充電出来るようにしていた為、連絡などは取れました。

電気は電気工事の方が頑張ってくれて、数日で復旧しました。

しかし、ここから地獄の生活が始まりました。

被災後の生活

まず、最初に困る事はご飯が無いと言う事です。

電気が使えなくて暗くても、我慢出来ますが、お腹が空くのは我慢できません。

そして地震後の生活の不安からか、スーパー、コンビニなどでは買占めが行われ、高速道路などが通行止めなどの影響もあり、入荷も無いので、行っても何も売ってないみたいな状況が続きました。

ご飯を探しに、仕事終わりにスーパーやコンビニを何件も巡るのもきつかったです。

幸いにも、家の近くのパン屋さんが被災中という事にも関わらず、パンを作ってくれて、訪問販売してくれた事で、どうにかパンを食べて生活することが出来ました。

次に困る事はお風呂に入れないことです。

我慢は出来なくもないですが、水が出ないので、ウエットティッシュなどで体を拭いていました。

水道の復活はかなりの時間を要し、夜の18時以降は断水です、みたいな状況が続きました。

私は仕事があるということもあり、18時過ぎの帰宅になっていた為、貯めていた水で体を流していました。

運が良いことに近くに天然温泉があり、たびたび入りにいってました。

そして最後に困る事は寝具で寝れない事です。

ずっと車で寝ていた為、体が痛い日々が続きました。

そして4月というまだ肌寒い時期なので、寝る時は寒かったです。

エンジンをずっと付けとくわけにもいかず、寒かったら、エンジンを付けたり消したりしていました。

寒いかと思いきや、朝になり日が照ると、車の中が熱くなり、十分に寝れなかったです。

当時は車で強いられる事になった、高齢者などのエコノミー症候群などが多発しました。

近くの小学校の体育館や公民館など解放されていましたが、人でごった返していて、私はとても行く気にはなれませんでした。

そして寝れない中、出勤すると、一般道は渋滞で、橋が崩落したりなどで通れない道があり、迂回を何回もして普段30分かけていく道が毎日1時間以上かかりました。

熊本地震で得た教訓

まず、他人は自分を助けてくれません。

災害を乗り切るにはいかに自分で備えをしとくというのが重要だと思います。

最近は豪雪や豪雨など、災害がいつ起きてもおかしくない状況です。

正直この状況を打破できる方法はいつも災害が起きた時を頭に入れて、備蓄をしとく事だとは思いますが、それは難しいので、日頃から簡単に出来る備蓄とオススメの防災グッズを紹介します。

オススメの備えと防災グッズ

備えといっても、簡単に準備出来るものばかりですが、いくつか紹介します。

ペットボトルの水かお茶

ペットボトルの水かお茶は普段使いも非常に便利なので、準備しやすいと思います。

水が出なくて、飲み物も買えないとなるとかなりキツいです。

私はよく、お茶を2箱ネットで買って、毎日1本ずつ会社に持って行き、残りが1箱の半分を切ったところで再度2箱注文します。

これなら、普段使いも出来るし、無駄になる事も無いので、非常に簡単ですがおススメです。

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私はラベルレスのお茶を定期的に買っています。

カップ麺やレトルト食品、カロリーメイトなどの保存期間が長い食品

これも定番ですが、食品も水と同様無駄にならないので準備しやすいと思います。

水もあれば、カップ麺も食べれます。

私は何も準備していなかったので、食べるものが偏り、辛い思いをする事になりました。

その教訓を経て、今では常温保存が出来る食品をいくつか保存していて、ちょこちょこ食べたりしています。

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モバイルバッテリー、車載用充電器など

電気が無いと、スマホを充電することも出来ないので、1つは準備しておくことをおススメします。

特に現代はスマホは生活に欠かせない必需品だと思います。スマホはいざと言う時の懐中電灯の代わりにもなりますので、お勧めします。

ライトなど

正直、スマホのライトでもどうにかなりますが、光量が少ないのと、スマホはいつも同じところに置いているわけでは無いので、余裕があれば決まった場所にライトを置いておくことをおススメします。

部屋にワンタッチで光る電池式のライトやスティック式のライトをおススメします。

実はこれは、色々サイトを見てたらなるほどな、と思ったので紹介します。

もし、家具の下敷きや、部屋から出れなくなったときに、笛があれば遠くの人まで聞こえるし、大声を出すなどせず、体力を温存して、助けを呼ぶことが出来ますね。

防災セットなど

これは自分は持ってませんが、備えるのに越したことはありません。

災害が起きた時は動揺して、着の身着のまま家を飛び出してしまいます。

ですので、何かあった時にこれを1個持って飛び出せるようにしとくのも良いかなと思います。

何かあった時に備えているという安心感を買っている様なものです。

ネットを見たらアイリスオーヤマの防災グッズが安くて良さそうでした。

大人であれば、最低限でもどうにかなると思いますが、小さい子供がいる家庭などは、色々入った防災グッズを備えるのが安心かなと個人的には思います。

他にも暖を取るカイロなど、寒い時はあったらいいなと思います。

最後にまとめ

いかがだったでしょうか。

備えあれば憂いなしということわざもある通り、

もし、何かあった時のために備えておくことは大切です。

色々揃えるのは大変なので、普段使い出来るものから、備えておいてはいかがでしょうか。

最後まで記事を見て下さり、ありがとうございます。

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